生理痛 全くない人 特徴

生理痛が全くない人がいるって聞いたら信じられますか?
毎月毎月ひどい生理痛で悩んでいるあなたからすれば、とても信じられないことでしょう。
でも、実際に生理痛が全くない人っているのも事実です。

では生理痛が全くない人の特徴ってどんなものがあるのでしょうか?
毎月ひどい生理痛で苦しんでいるあなたとの違いがどこにあるのでしょうか?

生理痛が全くない人の特徴を知ることで、なにかあなたの生理痛を緩和できるヒントが見つかるかもしれません。


【ひどい生理痛が起こる仕組み】

生理痛が全くない人の特徴|なぜあの人に生理痛がないのか?


生理痛が全くない人の特徴に以下の があります。

生理痛が全くない人の特徴
  1. 体質
  2. 生活習慣
  3. 出産経験
  4. BMIが低い

生理痛が全くない人の特徴①体質

生理痛が全くない人の特徴に次のような体質が大きく関係しています。
このあたりは遺伝的要因があるので、どうしようもないかもしれません。
ただし、女性ホルモンの補充などで生理痛を緩和することは可能です。

生理痛が全くない人の体質
  1. プロスタグランジンの分泌量がもともと少ない
  2. 子宮筋の収縮が弱い
  3. 血流が良い
  4. ホルモンバランスが安定している

①プロスタグランジンの分泌量がもともと少ない

プロスタグランジンの分泌量がもともと少ない
プロスタグランジンは、子宮の収縮を促すホルモンです。
月経時には、子宮内膜を剥がし体外に排出するためにプロスタグランジンが分泌されます。

プロスタグランジンの分泌量が多いと子宮の収縮が強くなり、痛みを感じやすくなります。
一方、プロスタグランジンの分泌量が少ないと子宮の収縮が弱くなり、痛みを感じにくくなります。

女性によってプロスタグランジンの分泌量は異なり、これが生理痛の感じ方の差に繋がります。
プロスタグランジンの分泌量がもともと少ない女性は、生理痛が少なく済む傾向があります。

②子宮筋の収縮が弱い

子宮筋の収縮が弱い人は、生理痛が軽いことが多いです。

収縮力の低下

生理痛は、子宮内での筋肉の収縮によって引き起こされます。
子宮筋は子宮内膜を剥がれ落ちさせ、経血として排出するために収縮します。

この収縮力が弱い場合、子宮内膜がスムーズに排出されるため生理痛が軽減されます。

プロスタグランジンの影響

生理痛は、プロスタグランジンと呼ばれる物質によっても引き起こされます。
子宮筋が収縮する際にプロスタグランジンが産生され、痛みを感じる原因となります。
収縮力が弱い人は、プロスタグランジンの過剰分泌が少ないため、生理痛が軽いことが多いのです。

③血流が良い


血流が良い女性は、生理痛が少なく済む傾向があります。

  1. 酸素と栄養素の供給
    血流が良いと、子宮に酸素と栄養素が十分に供給されます。そのため、子宮の筋肉が正常に働き、痛みを感じにくくなります。
  2. 老廃物の排出
    血流が良いと、子宮内膜の老廃物がスムーズに排出されます。そのため、子宮内膜の剥離がスムーズに行われ、痛みを感じにくくなります。

生理痛を軽くするために血流を良くするには


辛い生理痛を軽くするために、血流を良くするには、以下のようなことを心がけてください。

・適度な運動
・ストレッチ
・マッサージ
・入浴
・湯たんぽ
・温かい飲み物



また、ストレス解消も効果的です。
ストレスは血流を悪化させるため、リラックスできる時間を過ごすようにしましょう。

④ホルモンバランスが安定している


女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。
これらのホルモンバランスが崩れると、生理痛がひどくなることがあります。

卵胞ホルモンは、月経開始から排卵までの時期に分泌されます。
卵胞ホルモンには、子宮内膜を修復し、卵胞を育てる働きがあります。

黄体ホルモンは、排卵後から月経開始までの時期に分泌されます。
黄体ホルモンには、子宮内膜を厚くし、受精卵の着床を促す働きがあります。

これらのホルモンバランスが安定している女性は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが適切なタイミングで分泌されます。
のため、子宮内膜の剥離がスムーズに行われ、生理痛が少なく済む傾向があります。

ホルモンバランスの崩れが生理痛をひどくする


一方、ホルモンバランスが崩れている女性は、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌量が不足したり、過剰になったりすることがあります。
卵胞ホルモンの分泌不足は、子宮内膜の成長が阻害され、薄くなります。
そのため、月経時に子宮内膜が剥がれにくくなり、痛みを感じやすくなります。

また、黄体ホルモンの過剰分泌は子宮内膜が厚くなりすぎ、過剰なプロスタグランジンが分泌されます。
そのため、子宮の収縮が強くなり、痛みを感じやすくなります。

生理痛が全くない人の特徴②生活習慣


生理痛は様々な要因によって引き起こされますが、生活習慣も大きな影響を与えます。

生理痛が全くない人の生活習慣にはこんな特徴があります。

①規則正しい生活を送っている

規則正しい生活は、ホルモンバランスを整え、血流を良くします。
これが生理痛の軽減に効果的です。

十分な睡眠

睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、痛みを感じやすくします。毎日7~8時間程度の睡眠をとりましょう。

バランスの取れた食事

栄養バランスの良い食事を摂ることで、子宮の筋肉の健康を維持し、痛みを感じにくくなります。

適度な運動

適度な運動は、血流を良くし、痛みを軽減します。ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で続けましょう。

② ストレスを溜めない

ストレスは、ホルモンバランスを乱し、痛みを感じやすくします。
ストレス解消のために、趣味や運動などに取り組みましょう。

③体を冷やさない

生理痛がつらい女性に冷え性の方が多いです。

これは、体を冷やすと血流が悪くなり、痛みを感じやすくなるからです。
冷たい飲食物やエアコンの冷風を避け、体を温めるようにしましょう。

④カフェインやアルコールもほどほどである

カフェインやアルコールは、痛みを感じやすくします。

そのため、生理痛が全くない人に
・適度なカフェイン摂取
・適度な飲酒
の方が多いのです。

⑤禁煙している

喫煙は血流を悪化させ、痛みを感じやすくします。
そのため、タバコを吸わない人に成立を全く感じない人が多いのです。

生理痛が全くない人の特徴③出産経験がある


出産経験によって生理痛が軽くなる人もいます。

出産経験汚ある人
  • 出産で子宮口の広がる
    出産によって子宮口が広がるため、経血がスムーズに排出され、痛みを感じにくくなります。
  • 子宮筋の柔軟性
    出産によって子宮筋が柔軟になり、痛みを感じにくくなります。
  • ホルモンバランスの変化
    出産によってホルモンバランスが変化し、痛みを感じにくくなることがあります。
  • 体質の変化
    出産によって体質が変化し、痛みを感じにくくなることがあります。
  • その他
    母乳育児をしている人は、ホルモンバランスの影響で生理痛が軽くなることがあります。
    年齢とともに生理痛が軽くなる人もいます。

生理痛が全くない人の特徴④BMIが低い


BMI(Body Mass Index)とは、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
※BMI = 体重(kg) ÷ (身長(m))2
BMIは、世界共通の肥満度の指標として用いられています。

このBMIが低い女性に生理痛が軽い傾向があるという研究結果があります。

  1. BMIが低い人のエストロゲンの分泌量 
    BMIが低い女性はエストロゲンの分泌量が少なく子宮内膜の増殖が抑制されるため、生理痛が軽くなる傾向があります。
  2. BMNIが低い人のプロスタグランジンの分泌量
    BMIが低い女性は、プロスタグランジンの分泌量が少ないため、子宮の収縮が弱くなり、生理痛が軽くなる傾向があります。
  3. BMIが低い人の体脂肪率 
    体脂肪率が低い女性は、体内に蓄積された脂肪が少ないため、炎症を起こしにくく、生理痛が軽くなる傾向があります。
  4. BMIが低い人の血流
    BMIが低い女性は、血流が良く、子宮に酸素や栄養素が十分に供給されるため、痛みを感じにくくなります。
  5. BMIが低い人のストレス
    BMIが低い女性は、ストレスの影響を受けにくく、生理痛が軽くなる傾向尾があります。

生理痛がない人は妊娠しやすいと言われている理由


生理痛がない人(生理痛が軽い人)が妊娠しやすいと言われています。
それは生理痛がない人(生理痛が軽い人)は子宮の状態が健康であるからだと思います。

  1. 生理痛がない人は排卵が正常である
    生理痛がない人は、排卵が正常に行われている可能性が高いです。排卵が正常であれば、妊娠しやすいです。
  2. 生理痛がない人は子宮内膜の状態が良い
    生理痛がない人は、子宮内膜の状態が良い可能性が高いです。子宮内膜の状態が良いと、受精卵が着床しやすくなり、妊娠しやすいです。
  3. 生理痛がない人は血流が良い
    生理痛がない人は、血流が良い可能性が高いです。血流が良いと、子宮に酸素や栄養素が十分に供給され、妊娠しやすいです。
  4. 生理痛がない人はストレスが少ない
    生理痛がない人は、ストレスが少ない可能性が高いです。ストレスが少ないと、ホルモンバランスが安定し、妊娠しやすいです。

生理痛が全くない人の特徴を真似てみよう

理痛が全くない人とある人

あなたのまわりに生理痛が全くない人はいませんか?
もしもいるのならその人のまねをして向いてはいかがでしょうか?

生理痛がない人には、いくつか特徴があります。

もともと生理痛が起きにくい体質の人もいます。
生理痛が起きる原因の一つは、子宮口から血液がスムーズに流れないことです。
子宮口が広い体質の人は、血液が滞ることなくスムーズに排出されるため、生理痛が起こりにくいです。

こればかりは体質によるものであり、なかなか真似はできません。

しかし、成立のまったくない人の多くは正しい生活習慣を送っています。
生理痛はホルモンバランスに大きく関係しています。
規則正しい生活を送っている人は、ホルモンバランスの乱れによる生理痛が起きない傾向があります。
適切な睡眠、
バランスの取れた食事、
適度な運動
などが大切です。

生理痛のない人の生活習慣を真似することで、生理痛を軽減するヒントが得られるかもしれません。