女性ホルモンとは – ホルモンケア推進プロジェクト

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女性ホルモンを知る

女性ホルモンとは?

妊娠、出産、美容だけでない、女性の健康全体を司る女性ホルモン

 普段意識することはありませんが、女性ホルモンは、女性の人生に深くかかわっています。 人間の体内にあるホルモンは50種類以上。それぞれが決まった役割を果たすことによって、私たちの体はバランスが保たれています。 このなかで、「女性ホルモン」と呼ばれているのは、主にエストロゲン(卵胞ホルモン)と黄体ホルモンの2つ

 エストロゲンには、乳房や子宮を発達させるなど女性らしい体を作ったり、骨密度を維持したり、悪玉コレステロールを低下させるなど健康を保つ働きがあります。 また、組織における水分保持、弾力性の維持、血流改善などの作用もあり、肌のハリを保つといった女性のキレイを助けているのも、エストロゲンのはたらきです。 一方、黄体ホルモンには、子宮内膜に受精卵が着床しやすい状態に整えたり、体温を上昇させるはたらきがあります。 月経周期のなかでこの2つのホルモンレベルは変化し、これにより体や心の状況も変わります。

 一般的に月経が始まる前の約3〜10日に起こる心と体のさまざまな不調はPMS(月経前症候群)と呼ばれ、女性ホルモンが関わっていると言われています。 また閉経前後に発症する更年期障害と呼ばれる症状もこの女性ホルモンの低下が原因の1つとされています。 PMSや更年期障害は女性の生活に支障をきたすケースも多く、女性ホルモンを気にかけることで、安定した生活、人生を送ることができるでしょう。

 

女性ホルモンはどこから?

 女性は生まれたときから、卵巣の中に卵子の元(原始卵胞)を持っています。 脳の視床下部や下垂体というところから指令が出ると、選ばれた原始卵胞が目を覚まして成熟し、排卵に至ります。この過程でエストロゲンと黄体ホルモンが卵巣から分泌されます。 脳の視床下部や下垂体とよばれる器官は、女性ホルモンだけでなく、種々のホルモンの分泌をコントロールする司令塔に相当し、身体の恒常性を維持するのになくてはならないところです。

 この視床下部、下垂体、卵巣はお互いに影響し合いながら、それぞれが分泌するホルモンレベルを調整しています。 そのため、視床下部に影響する大脳皮質がストレスを感じることでも、視床下部や下垂体も影響を受け、卵巣から分泌されるエストロゲン、黄体ホルモンの状態が変化して、心身に影響が出ます

【図】 女性ホルモンの生成

○視床下部から下垂体へ「卵巣を刺激するホルモン」を分泌するように指令。

○下垂体が反応し、卵巣に向けて卵胞を刺激するホルモンが分泌。

○そのホルモンに卵巣が反応し、卵子の元(原子卵胞)が成熟し始める。この卵胞が成熟する過程でエストロゲンを分泌。

○エストロゲンが十分に分泌されると、これが刺激となって下垂体が排卵を促すホルモンを急激に分泌(LHサージ)。

○これに反応して成熟した卵胞が破れ、中から卵子が排出(排卵)。

○卵子が出ていくと、排卵後の卵胞は黄体に変化して黄体ホルモンを分泌。

○妊娠が成立しない場合、黄体ホルモンとエストロゲンのレベルは激減する。黄体ホルモンが作用し、厚くなっていた子宮内膜ははがれる(月経)。

プロゲステロンって何?

女性ホルモンというと、よくプロゲステロンという言葉を耳にします。
プロゲステロンは黄体ホルモンの1種です。エストロゲン、黄体ホルモン共に、同じ作用をもたらす物質の総称になります。
プロゲステロンはその黄体ホルモンの物質の1つです。
エストロゲンも黄体ホルモンも、体の色々なところから分泌されますが、卵巣が分泌する黄体ホルモンは、主としてプロゲステロン であるため、女性ホルモンとしてその言葉だけが広まったのかもしれません。

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