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PMS

女性ホルモンを知る

PMSとは

PMSとは

PMSの症状


月経が近づいてくるとイライラしたり憂うつな気分になったり、体も重く、だるくて仕事や家事に身が入らない… 女性なら程度の差こそあれ、誰しも経験があるのではないでしょうか。そんな、月経前におこるさまざまな心身の不調をPMS; Premenstrual Syndrome(月経前症候群)と言います。

主な症状として、体に現れるものでは腹部の張りや乳房痛、頭痛、腰痛、手足のむくみ、体重の増加などを挙げる人が多いようです。

また、精神的なものでは、食欲が増す、疲れやすくなる、気力や意欲がなくなる、気分の変動が大きくなる、イライラする、よく眠れないといった症状を訴える人がみられます。

原因としては、いくつかの説があるのですが、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「黄体ホルモン」を含む女性ホルモンが関わっていることは間違いなさそうです。
女性ホルモンは脳と卵巣が連絡を取り合うことによって、それぞれの分泌をコントロールしているのですが、人によってホルモンの感受性が違うためではないかと考えられています。

また、「黄体ホルモン」が月経開始の1 週間くらい前から減り始めることで気分を落ち着かせて不安感を取り除く神経伝達物質「γ-アミノ酪酸(GABA)」や「セロトニン」がうまく働かなくなることを原因として挙げる人もいます。

加えて、「自律神経の不調」を原因として挙げる人もいます。PMSでは、月経前に交感神経が活発に働き、副交感神経の働きが弱まることがわかっているからです。

現在では、これら様々な原因が影響し合ってPMSを引き起こしているという考え方が一般的です。
 

PMSによって生じる周囲への影響

症状やその程度は人によって異なりますが、約8~9割の女性がPMSに悩んでいるという調査もあり、そのうち2人に1人は「PMSの諸症状によって仕事の効率や生産性、家事に影響が及んでいる」と回答しています。


 

また、約2~3割が「社会的な活動に支障をきたしている」「家族や職場の人間関係に問題が生じている」と答えるなど、PMSの影響は、本人だけでなく家族や職場の人間関係にも及んでいるようです。

また、PMSと診断された人は更年期に体や心の不調が出やすいということも分かっています。


「月経前の数日間だけがまんすればいい」「誰もが感じることだから」などと放置せずに、症状を感じたらきちんと対策をとることが大切です。
 

 

PMS対策について

PMSだと感じたらすべきこと

では、いったいどのような対策をとればいいのでしょうか。

実は、PMSは、食事や運動習慣、喫煙、飲酒、ストレスといったライフスタイルの影響も受けやすいとされます。 実際、「不規則な生活が続いているときに症状が出やすい」「仕事が忙しいときほど症状が強く出る」といった実感がある人も多いようです。
 

まずは、生活習慣を整え、十分な栄養と睡眠をとることで、症状の改善を図りましょう。

具体的には、ご飯やパンなどの主食をきちんと食べ、甘い菓子やカフェインの多いコーヒー、アルコールなどの刺激物は控えるのが賢明です。

また、ウォーキングやジョギングのような有酸素運動を行い、入浴でお腹や腰を温めるなどして、質のよい睡眠をとれるようにするとよいでしょう。アロマや呼吸法を活用するのも効果があります。
 

 

PMS症状改善のためにできること

日々の体調の変化を記録するだけで、症状が和らぐこともあります。
PMSかも、と思ったら、「いつ、どのような症状が、どの程度出るか」という記録をつけてみてください。悩んでいる症状がPMSによるものだと自覚することで、漠然とした不安や意味のないイライラが軽減されます。

また、症状が出るパターンやタイミングを把握できると、例えば「急ぎではない用事は調子が悪い時期を避けよう」といったように、生活をコントロールすることもできるでしょう。