カラダのサビつきは、生活習慣と腸内環境が大きく関係! – ホルモンケア推進プロジェクト

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カラダのサビつきは、生活習慣と腸内環境が大きく関係!

2017年8月24日
ホルモンケア推進プロジェクト
一般社団法人Luvtelli(ラブテリ)

カラダのサビつきは、生活習慣と腸内環境が大きく関係!
サビを放っておくと仕事の生産性を低下させる一因にも
「まるのうち保健室」から明らかになった新事実とは!?


 

働く女性の健康を支えるために毎年期間限定で丸の内にオープンする「まるのうち保健室」。2014年から参加者の体組成や食生活のデータを解析することで、就業女性の健康状態を明らかにし、健康経営などの環境づくりに役立てています。
第3期まるのうち保健室では、大塚製薬株式会社とまるのうち保健室を監修する一般社団法人ラブテリ(東京都日本橋 代表理事:細川モモ 以下、ラブテリ)とともに、働き女子536名を対象に初めて体内の「エクオール産生能※1」「体内のサビつき度(酸化ストレス度)※2」を調べる尿検査を実施いたしました。
その結果、20~30代の体内のサビ度は50代並みに高いケースや、サビつき度が生活習慣やエクオール産生能が相関していることが明らかになりました。

また、サビつき度の高い女性は肌荒れに悩んでいる傾向にあり、それが仕事の生産性を低下させる一因となっていることを、一般社団法人ラブテリ代表理事の細川モモが解説いたします。

<調査結果のポイント>

・体がサビるってどんな状態?まるのうち保健室で分かったサビチェックの年齢別比較

・年齢が若くても生活習慣でサビつき度が高い

・エクオールが体のサビ抑制に大きく関与

・一般社団法人ラブテリ代表理事・予防医療コンサルタントの細川モモが解説、「肌荒れは仕事の生産性を低下させることが明らかに」

調査期間:2016年9月  / 調査対象:20代~50代までの女性 536名

 

※1 エクオール:大豆製品を食べて摂取したイソフラボンが腸内細菌によって代謝されてできる成分。イソフラボンより女性ホルモン様作用が強く、PMSや更年期の症状を緩和する。エクオール産生能には個人差があり、エクオールの測定は尿検査(株式会社ヘルスケアシステムズ)でおこなえる。
※2 サビつき度:体内の活性酸素によって受けた酸化ストレスのレベル。測定は活性酸素により酸化したDNAの一部である8-OHdGを尿検査(株式会社ヘルスケアシステムズ)でおこなえる。

 

《まるのうち保健室とは》

2014年度に三菱地所と一般社団法人ラブテリにより、増加の一途を辿る働き女子の健康を支えるために発足されたプロジェクト。休み時間に500円で参加でき、体組成・ヘモグロビン・骨密度・食生活調査を受け、測った結果から、願い(不調解消・美容・妊活等)を叶えるための生活習慣や食生活を保健室公認カウンセラーが指導。働き女子のニーズにマッチし、約2,000名の働き女子が参加し、瞬時に予約が埋まることから「予約のとれない保健室」と呼ばれています。

第3期では介入調査を行い、働き女子の課題である栄養・運動・睡眠不足を解消するための「新習慣メソッド」の開発に3年かけて取り組んでおり、次回は2017年 秋に開催予定です。

 

体がサビるってどんな状態?まるのうち保健室で分かったサビチェックの年齢別比較

サビているとは、体の中で活性酸素が異常に発生している状態です。日々の呼吸や生活により発生する活性酸素が過剰に発生すると、体内の健康な細胞まで酸化させてしまいます。過剰にできた活性酸素によって、細胞内のDNAが酸化されダメージを受け、体がサビてしまうのです。紫外線・ストレス・喫煙・激しい運動により活性酸素が過剰に発生し、運動不足・加齢・抗酸化食品の不足により、抗酸化力が低下することで体内の細胞や組織をサビつきに繋がります。また、酸化ストレスが続くと、カラダもサビつき、老化していきます。その結果、肌のシミ・シワをはじめ、ガン・糖尿病・動脈硬化・認知症などの疾患に繋がる可能性もあります。

「第3期まるのうち保健室」に参加した20~50代までの女性459名の尿検査の結果、全世代において体内がほぼ同様にサビついており、特に20代~30代が50代と同等であることがわかりました。

年齢が若くても生活習慣でサビつき度が高い

今回の調査では、対象となった世代すべてが同レベルのサビつきとなったものの、サビの要因に関しては年代によって異なる結果となりました。体内のサビつきは年齢とともに高くなるといわれており、特に60代以降は急激に高くなることがこれまでの調査でわかっていますが、20~30代においては、サビの原因の中でも特に生活習慣が色濃く影響する可能性が示唆されています。若くとも50代並みにサビつき度が高かった女性たちの食生活は、ラーメンの摂取量が多く、肌荒れに悩んでいる傾向にありました。一方、サビつき度の低い女性は緑黄色野菜をしっかり食べており、緑黄色野菜に含まれるファイトケミカル(抗酸化物質)が活性酸素を抑制し、サビない体づくりに寄与していると考えられます。

腸内環境が体のサビ抑制に大きな働き!

一方、50代では女性ホルモンと似た働きをする“エクオール”産生者の方が非産生者に比較して体内のサビつき度が低いことが明らかになりました。女性ホルモンに含まれるエストロゲンには抗酸化作用がありますが、閉経後は急激にエストロゲン分泌レベルが低下することから、体内の抗酸化作用が弱まり、サビついているのではと考えられます。日本女性の閉経の平均年齢は49.47歳※3のため、エクオールの産生/非産生によるサビつき度への影響が40代よりわかりやすく出たのではないかと考察されます。
※3 望月眞人ほか:日本産婦人科学会雑誌47(4),449(1995)

また、エクオール産生度の低い女性は洋菓子やパンなどの小麦製品の摂取量が多く、ジュースや砂糖も多く取っていたのに対し、エクオール産生度の高い女性は大豆製品や緑黄色野菜、果物をしっかり食べていました。エクオールは大豆を摂取しなくては産生されないため、大豆製品を食べることが前提条件になります。加えて、腸内で産生されるため良好な腸内環境であることが望ましく、産生者はより食物繊維を有する食材を食べていました。

尚、エクオールの産生/非産生による健康状態への影響は、肩こり・むくみといった不調に差がでる結果となっており、偏った食生活とそれによるエクオール産生量の違いから疲れやすさに起因する可能性があると考えられます。

一般社団法人ラブテリ代表 理事 細川モモが解説
「肌荒れは仕事の生産性を低下させることが明らかに」

今回の調査によって、全世代において体内がほぼ同様にサビていることが明らかになりました。サビは健康状態にも影響を及ぼしますが、それに加えて皮脂が酸化し吹き出物が誘発されるため、サビ度が高い女性は低い女性に比べて肌荒れに悩む割合も高くなっています。

まるのうち保健室で、サビチェックとは別に働く女性の生産性と健康の関係に関しても調査を行ったところ、回答者の約8割が仕事では自分が持っている7割以下の力しか発揮できていない(絶対的プレゼンティーズム)と回答しており、同じスキルをもった同僚と比較して自分の仕事に自信がもてない女性は1/3に達していることが分かりました。(相対的プレゼンティーズム)

 このうち、絶対的プレゼンティーズムとの相関関係がみられたのが「肌荒れ」「精神的アップダウン」「腰痛」「生理痛」でした。女性は肌が荒れていると心も荒れがちになり、周囲の視線を気にして集中力が散漫になるなど、仕事への影響は男性以上と思われます。仕事のパフォーマンスアップのためにもサビつき対策は万全にしておくことが必要です。偏った食生活に注意し、抗酸化食品や大豆製品の摂取、ホルモンバランスにより影響を受ける月経周期を把握し、基礎体温チェックにより月経はもちろん排卵のチェックなどエストロゲンの分泌状態に目を向け、自分がエクオール産生者かどうかのチェック(尿検査)とその結果に応じたエクオール成分を含むサプリメントの服用などで、サビない体づくりを目指していきましょう。

 

【監修者紹介】


細川モモ

予防医療コンサルタント、社団法人ラブテリ トーキョー&ニューヨーク代表理事、2011〜2015 ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプ講師
両親のガン闘病をきっかけに予防医学に関心をもち、渡米。Internaotional Nutrition Supplement Adviser.の資格を取得後、健康食品会社の開発部に所属。以後10年間欧米の疾病予防リサーチと勉強に充て、09年に予防医療のプロフェッショナルチーム「Luvtelli(ラブテリ)Tokyo&NewYork」を日本とNYに発足。5年に渡り世界一の美女候補の身体づくりをサポートし、美と食と健康について分析を行う。11年より女子栄養大学・順天堂大学と共に「卵巣年齢共同研究PJ」「高崎妊婦栄養研究PJ」など、女性と次世代の健康と食にまつわる共同研究を複数手がけ、精力的に学会発表を行う。14年に三菱地所とともに働く女性の健康支援を目的とした「まるのうち保健室」をオープンし、日本初の「働き女子1,000名白書」を発表。数々の試みがNHK「クローズアップ現代」、日経新聞他に取り上げられる。厚生労働省による「データヘルス見本市2015」で“健康づくりのプロ”として登壇。一児の母。
農林水産省「地域食文化活性マニュアル検討委員会」委員。著書「タニタとつくる美人の習慣」(講談社)「細川モモの美人食堂」(主婦の友社)、日経DUAL他連載多数。